毎日の家事やお仕事の疲労はその日のうちに取れていますか?
私も若い時には、少し寝たら疲れはあっという間に取れていました。でも、歳をとってくると、たくさん睡眠をとってもなかなか疲れは取れません。
肩や腰がガチガチにこってしまったら、マッサージや整体など、プロの力を借りることもあります。でも、疲れるたびにマッサージや整体に通っていたら、お金がかかってしまいますよね。
そこで、自宅で簡単に体のケアができる「マッサージガン」をご紹介したいと思います。
マッサージガンってどんなもの?
最近良く見るようになったマッサージガン。初めて見たときは、これで筋肉の疲労をとることができるなんて思ってもみませんでした。どう見てもおもちゃのようだったんです。でも、友人がスポーツの後に使っていたのを貸してもらうと、その威力にびっくり。私もすぐに購入しました。
それでは、マッサージガンとは、どんなものなのでしょうか。
「マッサージガン」とは、筋肉にあてて振動を与えて、固くなった体のこりをほぐすコンパクトなマッサージ道具です。アスリートにも使っている方が多いんですよ。
筋膜の緊張をほぐす筋膜リリースに適しています。ちなみに筋膜とは、筋肉を覆っている薄い膜のことです。
肩や首には、さまざまな筋肉があり、その筋肉はそれぞれ筋膜に覆われています。筋膜が筋肉にくっついてしまうと、筋肉が動かしづらくなってしまうんです。それが体全体に影響を及ぼし、血行不良やこりの症状が現れます。
「筋膜リリース」って聞いたことはありますか。最近よく耳にする言葉ですね。先ほど説明した、筋肉にくっついてしまった筋膜を正常な状態に戻してあげることを言います。
この「筋膜リリース」を手軽に自宅で行えるのが、「マッサージガン」なんです。
マッサージガンの使い方
マッサージガンは、いくつかのアタッチメントがセットになって売られています。
そのアタッチメントを用途に応じで変えて、マッサージをしていきます。
やり方は簡単です。アタッチメントをつけたマッサージガンを、こりのひどい部分に軽くあてるだけです。
強さは手元で調節します。
最初は弱からスタートしましょう。弱ではちょっと弱すぎるなと感じたら、徐々に強くしていってください。
また、一箇所にずっとあてるのも良くありません。一箇所長くても3分ぐらいまでにして、少しずつ移動させて手当をしていきます。
強く、同じところにあてすぎると、皮がめくれたり、あざになったりする恐れがありますので、使い方には十分気をつけてくださいね。
肩こりに効果的なマッサージガンのあて方
仕事でパソコンを使うので、肩こりには昔から悩まされてきました。
せっかくマッサージガンを購入したので、肩こりに効果的なあて方をご紹介したいと思います。
肩こりがひどいので、首や肩、肩甲骨にマッサージガンをあてていました。でも、肩こりの原因は、巻き肩や猫背など、姿勢の悪さが原因となっていることが多いんです。体が前に縮むことが原因なので、肩甲骨周りや肩の筋肉はあまり筋膜が癒着していなく、どちらかと言えば伸びている状態なんだそうです。
ですので、そこにマッサージガンをあててもあまり効果はないのだとか。正しい場所にあてないとダメなんですね。
では、どこにあてると肩こり解消に効果的なのでしょうか。
大胸筋と小胸筋
筋肉の場所を詳しく説明するのは難しいので、簡単にいうと、鎖骨の下あたりの筋肉です。鎖骨の下を肩側の端から胸の中央に向かって小刻みに円を書くようにあててください。
首の前側の斜角筋群
耳の後ろあたりから鎖骨の中心に向かってまっすぐ降りてくる部分。
ここにまっすぐ滑らせるようにマッサージガンをあててください。
僧帽筋上部
首の後ろの付け根から肩にかけて。ここにまっすぐ滑らせるようにかけてください。
肋間筋と広背筋
肋間筋は胸郭を広げる作用があります。ここにあててあげると、柔軟性が出てきて呼吸がスムーズになり、血行が良くなることから肩こりにも効果的です。
また背中に広がる広背筋も大切なので、脇の下から下方向に直線的に動かしてください。
まとめ
今回はマッサージガンのご紹介をしましたが、いかがでしたか?
友人から借りたとき、これは絶対欲しい!と思い、誕生日も近かったので、夫にプレゼントしてもらいました。今では家族全員で使っています。
その日の疲れは、その日のうちにケアしてあげれば、疲れをためなくなるので、ご家庭に一つあるととっても便利だと思います。
家電量販店にも置いてあり、試すことができますので、もし気になっている方は、購入前にぜひ体験してみてください。