子育て、お仕事をしながら料理をするのって、とっても大変。
それが毎日となると、少しでも簡単に、あっという間に料理ができる方法があったら嬉しいですよね。
そこで是非使いたいアイテムが、「圧力鍋」です。
初めて使うとき、使い方を間違えると破裂しちゃうんじゃないかと、ちょっと怖かったのを覚えていますが、慣れたらこんなに便利なキッチンアイテムはありませんよ。
圧力鍋の種類
それでは、まずはどんな圧力鍋があるのか、そこからご紹介していきます。
圧力鍋
こちらは、ガス、IHで使う一般的な圧力鍋です。
圧力鍋には、「おもり式」と「スプリング式」があり、おもり式は、蒸気をにがす部分におもりを乗せて、十分な圧力がかかってくると音とともに蒸気が出てきます。
圧力がかかったのが音で分かるので、初心者には扱いやすいタイプです。でも、ちょっと音が大きいので、最初はちょっとびっくりするかもしれません。
スプリング式は、ふたに付いているピンが、圧力がかかると上がってきます。ピンの上がり具合を見て火力を調節します。おもり式よりも音が小さいので、焦らずに調理ができます。
電気圧力鍋
その名の通り、電気で加熱する圧力鍋です。火を使わないし、調理メニューもあるので、材料と調味料を入れたら、そのまま放置。別の料理をしている間に、手の込んだ煮込み料理があっという間に出来ちゃいます。
小さなお子様のいるご家庭で重宝すると思います。私は、IH用の圧力鍋と電気圧力鍋のお両方を持っているのですが、肉じゃがのような煮物は、この電気圧力鍋を使って作っています。
材料を入れてボタンを押せば、時間になるとできあがり。短い時間しか調理していないのに味もしみていて、本当に美味しいんですよ。
圧力鍋の使い方
圧力鍋の種類も分かったことですし、次は圧力鍋の使い方をご説明していきます。
- まずは取扱説明書をしっかり確認します。材料を鍋に対してどのぐらい入れられるのか、水分はどれぐらいまでならOKなのか、しっかり確認してくださいね。
- 材料を鍋に入れます。圧力鍋は、圧力をかけて食材に熱を加て調理してくれますので、普通の鍋で作る時よりも具材を大きめにしても大丈夫です。
- 蓋を閉めて、圧力がかかるまでは強めの中火で、圧力がかかったサイン(音がなる、スプリングのピンが上がるなど)が出たら、火力を弱めて、レシピに書いてある調理時間調理をします。
- 調理時間が来たら、火を止めて、圧力が下がるまでそのまま放置します。
- 圧力が下がったことを確認したら、蓋を開けます。さらに煮詰めたい場合は、蓋を開けたまま煮詰めて仕上げをしていきます。
圧力鍋を使うときの注意事項
圧力鍋は、とてっても便利な反面、使い方を間違えると、やはり事故につながりますので、注意事項をしっかり守ってくださいね。
蒸気の出るノズルの部分に食材などが詰まってしまうと、蒸気が逃げ場を失い、爆発する恐れがありますので、鍋に入れる食材にも気をつけないといけません。
お豆類 | 豆の皮が剥がれて、ノズルに詰まる恐れがあります。少量なら調理できますので、決められた量を守ってください。 |
練り物 | 水分を含んで膨張してしまいます。先に別に煮込んでから量を守っていれてください。 |
麺類 | 茹でていると、泡立ってきて吹きこぼれてしまいます。そのため、ノズルが詰まってしまうんです。圧力鍋で麺を茹でるのはとても危険なのでやめましょう。 |
皮膜のある肉類 | 牛タンのように、皮のある肉類は、茹でている間に皮が剥がれてしまいます。剥がれた皮がノズルを塞ぐ恐れがあります。ですので、圧力鍋で調理をするのはやめましょう。 |
カレーやシチューなどのとろみの出るルー | カレーやシチューを作るときは、具材と決められた量の水分を入れて先に調理してください。圧力が下がったら、蓋を開けて、最後にルーを入れて完成させてください。 |
多量の油やお酒、重曹 | 油やお酒は入れられる量が決まっています。料理に使う場合は、しっかり量を守って調理してください。重曹など入れると膨らんだりするものもノズルを詰まらせる原因になりますので、使わないようにしましょう。 |
まとめ
使い方が分かれば、とっても便利な圧力鍋。
煮物などの料理の他に、野菜を蒸したり、お芋をふかしたりにも使えます。ポテトサラダやコロッケなどがいつもより簡単に手早く作ることができますよ。
ぜひ使ってみてください。
「火加減が分からないからやっぱり怖いな」という方もいると思います。
そんな方は、ぜひ電気圧力鍋を試してみてください。レシピ通りに調味料と材料を入れるだけ。火加減も気にせずそのまま置いておくだけでお美味しい料理が出来上がりますよ。