だんだん汗ばむ季節がやってきましたね。
この季節が来ると、いつも気になるのが、脇の下の汗。
個人差はありますが、人は1日に0.5〜1リットル近くの汗をかくそうです。
通勤通学時に少しでも走れば、電車に乗った時にはじんわり汗が吹き出してきます。
この季節、吊り革をつかむとき、本当に気を抜けないんですよね。
そんな脇汗にお悩みの皆さんに、できるだけ汗じみがつかないようにする方法と、付いてしまった後の洋服のケア方法をご紹介したいと思います。
脇汗対策
まずは脇汗対策をいくつかご紹介したいと思います。
汗じみの目立たない色の洋服を選ぶ
色によって汗じみが目立つ色と目立たない色があります。できるだけ汗じみの目立たない色の洋服を着て、脇汗対策をするのもおすすめです。
汗じみが目立つ色は、グレー系とブルー系のTシャツです。特に薄いグレーやブルーは汗で濡れると、濡れた部分の色が濃くなります。元の色よりも濃い色になりますので、汗じみがとても目立ってしまうのです。
反対に汗じみが目立たない色は、白や黒です。白は濡れると透明になり、黒は濡れるとより黒くなります。そのため、濡れても目立たないのです。ブルー系ではありますが、ネイビーなど濃い色も黒と同様、目立ちにくい色になります。
シャツやTシャツの下に下着を着る
直接肌にあたる部分が外から見えなければ、汗じみは目立ちませんよね。
Tシャツやシャツの下に下着を着れば、汗を吸ってくれるので、汗染み対策としては有効です。
最近は、速乾性のある素材などの下着が出ていますので、そういった素材の下着を着ることで、さらっと気持ちよく過ごせると思いますよ。
脇にゆとりのある洋服を選ぶ
ピタッとした洋服は、肌に直接生地が触れているので、生地が汗を吸い取り、汗ジミが付いてしまいます。脇にゆとりのある洋服でしたら、直接肌に触れないので、洋服に汗がつくのを少しは防げるでしょう。たくさん汗をかいたときは、タオルや汗拭きタオルで汗を拭き取ると清潔に過ごせますね。
制汗剤を使う
最近は、汗を抑えるための制汗剤が色々出ています。
制汗剤にはアルミニウム塩が使われていて、これが汗と反応し、一時的ではありますが汗が出てこないように汗管を塞いでくれます。
制汗剤には、スプレー式、ロールオンタイプ、スティックタイプ、シートなどがありますので、シーンによって色々使い分けてみてください。
「会社、学校につくまででいいので脇汗を抑えたい」という場合は、出かける前に直接ロールオンタイプやスティックタイプの制汗剤を塗ると、少しの間は汗を抑えることができますので、電車での吊り革対策になると思いますよ。
脇汗パッドを使う
アームホールがピタッとしたブラウスやTシャツを着るときは、脇汗パッドがおすすめです。
パッドが汗を吸い取ってくれるので、直接洋服に汗がつくことはありません。
汗を吸い取ったパッドを1日つけっぱなしはお肌に良くないので、汗をたくさんかいたなと感じたら新しいものと取り替えてくださいね。
汗染みを気にせず、1日気持ちよく過ごすことができますよ。
脇汗でできたシャツの黄ばみのお手入れ方法
残念ですが、脇汗対策をしても、シャツやTシャツに全く汗がつかない訳ではありません。お気に入りのお洋服の脇に汗じみが残ってしまったらショックですよね。
白いシャツは脇汗が目立たないとお伝えしましたが、その反対に、汗じみによる黄ばみが付いてしまうととても目立ってしまいます。汗をかいてしまったなと感じたら、しっかりお手入れしておきましょう。
黄ばみは、汗に含まれる色素成分と皮脂によって付いてしまいます。皮脂は脂溶性の汚れになるので、水に溶けにくく、いつもの洗濯だけでは落とすことができません。
そこで、いつものお洗濯の他に、漂白剤や重曹を使ったお手入れ方法をご紹介したいと思います。
漂白剤を使う
①洗面容器などに、40〜50度のお湯を入れます。そこへ漂白剤10mlを入れてかき混ぜます。
②洋服に付いて黄ばみに直接洗濯洗剤をつけて、軽くもみ洗いします。
③②でもみ洗いした洋服を①の洗面容器に入れて、1時間ほどつけておきます。
④③で1時間つけた液体と洗濯物を一緒に洗濯機に入れて、通常モードで洗濯します。
白い洋服には塩素系の漂白剤も使えますが、色物には酸素系の漂白剤を使ってください。洗剤はご使用前に使用できる素材を確認してからご使用してくださいね。
重曹を使う
漂白剤では落ちなかったしつこい黄ばみには、重曹を使うと効果的です。重曹はお料理からお掃除、お洗濯まで色々使えるとっても便利なアイテムですので、最近はご自宅に置いているというご家庭が増えていると思います。ドラッグストアで購入できますので、一つ置いておいたら、重宝すると思いますので、ぜひ使ってみてください。
①重曹と水を2:1の割合で混ぜて重曹のペーストを作ります
②①で作った重曹ペーストを黄ばみに直接塗ってもみ洗いをします。
③30分ほどそのままの状態で置いておきます。
④重曹ペーストを洗い流し、洗濯機で通常モードで洗濯してください。
まとめ
脇汗に悩む季節も、ご紹介した対策で快適に過ごせるようになると思いますので、ぜひ試してみてください。
毎日洗濯をしていても、汗じみはだんだん濃くなってきてしまいます。目立ってくる前に、漂白剤を使って早めに対策すると、気がついたら黄ばみが付いていたなんてことがなくなると思います。
これで自信を持って吊り革をつかめるようになりますね。