うちの子供たち、好きなおかずの時はご飯もたくさんお代わりするので、足りなくならないように、いつも少し多めにご飯を炊くんです。
でも、日によってご飯が残ってしまう時が多々あるんですよね。
すぐに冷凍すればいいのは分かっているのですが、「夕方(または朝)また食べるから、冷凍してまた解凍はちょっと面倒だな…」とつい保温で放置しちゃうことがよくあるんです。
保温のままにしておくと、さあ食べようと思ったら、「硬くなっちゃった」「色が変わっちゃった」なんてことに。
固くなったご飯をいつでも美味しく食べる方法があったら知りたくありませんか?
保温したご飯を美味しくする方法とは
保存したご飯が硬くなっちゃったを解決する方法、それは…
ズバリ、「炊飯器の再加熱ボタンを押す」でした!
「再加熱ボタンってなに?」
と思った方、実は私も知りませんでした。
炊飯器には、保温ボタンと再加熱ボタンがあったんです。
保温ボタンは、皆さんも無意識に使っていると思います。これは、炊飯後ご飯を温め続ける機能で、冷えたご飯を温めることもできます。
再加熱ボタンも同じように冷たくなったご飯を温める機能ですが、保温ボタンよりも早く高温でご飯を温めることができるものです。
メーカーにもよりますが、5~10分で温まり、そのまま少し保温にしておくと、湯気が出て、ふっくらした状態になってくれます。
再加熱ごたんがない!なんてこともありますので、その場合は、取扱説明書をご確認ください。
残ったご飯の保存方法はどんなものがあるの?
一般的な炊飯器で炊いたご飯は平均して5~6時間は美味しく食べることができるそうです。
朝炊いたご飯はお昼にはまだ美味しく食べられそうですね。
でも、その日のうちに食べない時はどうしていますか?
炊きすぎたご飯を後で食べるときに良い保存方法ってどんなものがあるのでしょうか?
- 常温保存
- 冷蔵保存
- 冷凍保存
常温保存
一晩ぐらいなら常温保存もあり?
かと思いましたが、この方法はあまりお勧め出来そうにありません。
季節や気温や室温にもよりますが、常温で放置すると、菌が発生して食中毒を起こす可能性が出てくるからです。
ご飯を常温で美味しく食べられるのは、お弁当のように、朝炊いてお昼に食べるぐらいまでが限度になりそうです。最近はお弁当にも保冷剤をつけて持たせているご家庭も多いかと思います。やはり体のことを考えたら、常温保存は選択肢からは無くしたほうが良さそうですね。
冷蔵保存
常温保存は菌が増えるからやめたほうがいいなら、冷蔵は大丈夫?と思ったかもしれません。美味しく食べるという点からいうと、そうでもなさそうです。
今までご飯を冷蔵しておくと、ご飯が乾燥してしまい、ポロポロになってしまったことがよくありました。
お米は、2~3度でご飯に含まれるでんぷんが劣化してしまうそうで、この温度が冷蔵庫の温度になるそうです。
すぐに食べるからと冷蔵庫に入れておいたご飯が乾燥してパラパラになってしまったことがあったのですが、このでんぷんの劣化が原因だったんですね。
電子レンジで温めてもあまり美味しくならないので、冷蔵して乾燥してしまったご飯は、チャーハンなどに使うといいかもしれません。
それでも、少しの間だけ冷蔵保存したい場合は、ラップや密閉容器に入れて保存してください。アツアッツのまま保存すると、蒸気で水分がラップや容器に溜まってしまいます。また、冷蔵庫の温度も上がってしまい、他の食品の保存にも影響が出てきてしまうので、一度常温でさましてから冷蔵するようにしましょう。
冷凍保存
常温、冷蔵もご飯の保存には向いていませんでしたね。やはり、その日のうちに食べないご飯は、冷凍保存が一番良さそうです。
ご飯が温かいうちにラップに一膳分のご飯をのせて、平にして包みます。
ご飯が冷めてしまうと、でんぷんの劣化が始まってしまいます。温かいうちにラップで包んで水分をとじこめてしまいましょう。その状態で冷凍すると、解凍したときに美味しくいただくことができます。
冷凍庫の温度上昇を防ぐため、粗熱をとってから冷凍庫に入れて保存します。
まとめ
保温で硬くなったご飯は、炊飯器の再加熱の機能を使って温め直してみてください。炊き立てのようなふっくらしたご飯に戻すことできますよ。
今まで気にもしなかった機能ですが、これからはぜひ使っていきたいと思います。
炊きすぎたご飯を保存する場合は、正しい方法で冷凍保存しましょう。そうすることで、炊き立てのご飯の美味しさを保つことができますよ。食中毒の予防にもなりますので、冷凍で保存するようにしましょう。