傘の選び方を知っておくと、梅雨の憂うつも少し軽くなります。というのも、同じ傘でも種類やサイズ、重さが合っているだけで濡れにくさが大きく変わるからです。私はこの梅雨、気分を上げたくてお気に入りの傘を新調。これまで家族のビニール傘で済ませることが多かったのですが、売り場には思った以上に多彩なラインナップがあり、まさに傘の選び方次第で快適さが違うと実感しました。そこで今回は、種類・選び方・お手入れまで、やさしく整理してご紹介します。
傘の種類と特徴
まずは全体像を把握しましょう。実のところ、傘の選び方は用途の切り分けが出発点です。
- 折りたたみ傘:コンパクトで携帯性が高く、急な雨への備えに最適。
- 長傘:サイズが大きく安定。雨量が多い日や荷物がある日でも安心。
- 晴雨兼用傘:UV対策と雨対応を両立。ふだん使いに一番出番が多いタイプ。
折りたたみ傘
まず、カバンに常備しやすいのが魅力。軽量モデルや自動開閉も増えています。ただし直径が小さいモデルは横風に弱いことも。したがって、折りたたみでも骨数・直径・耐風表記を確認するのが賢い傘の選び方です。
長傘
次に、体と荷物をしっかり守りたいなら長傘。骨が多く、リブが太めで、グラスファイバー等の耐風構造だと壊れにくいです。デザインの幅も広く、通勤・学校用に一本あると重宝します。
雨晴兼用・晴雨兼用傘
さらに、最近人気の兼用タイプ。雨晴兼用は雨傘ベースにUV加工、晴雨兼用は日傘ベースに撥水加工です。長時間の雨なら前者、日差しメインなら後者を。
近年は夏の日差しが年々強く、男性も日傘を使う時代。ゆえにUVカット率99%以上・完全遮光などの表記は要チェック。もちろん、傘の選び方として用途(雨中心か日差し中心か)を最初に決めると迷いません。
傘の選び方|サイズと重さを最優先
とはいえ、見た目だけで決めると濡れやすくなりがち。実は身長に合うサイズと、片手で持ち続けられる重さが快適さを左右します。つまり、ここが傘の選び方の核心です。
身長に合わせたサイズ目安
〜150cm | 55cm |
150〜160cm | 60cm |
160〜170cm | 65cm |
170cm〜 | 70cm |
店頭では必ず広げて持ち心地を確認しましょう。重すぎると肩に乗せがちで傘が斜めになり、逆に軽すぎると風であおられます。結果、濡れやすくなります。
軽量&耐風で通勤・通学に。バッグ常備用に一本あると安心です。
傘のお手入れ|撥水を長持ちさせるコツ
さて、傘の選び方でお気に入りを見つけたら、次はケア。正しく手入れすれば長持ちします。
使用後は必ず陰干し
まず、使ったら日陰でしっかり乾燥。濡れたまま畳むとサビ・カビ・臭いの原因に。
汚れはやさしく落とす
次に、泥はシャワーで流し、中性洗剤を薄めてスポンジでやさしく。ゴシゴシは撥水低下につながるので控えめに。
ドライヤーで撥水復活
さらに、撥水はフッ素樹脂の微粒子が立っている状態が理想。温風を20cmほど離して短時間当てると、倒れた粒子が起き上がり撥水が戻ります。
防水スプレーを定期的に
最後に、3回程度使用ごとに防水スプレーを軽く全体へ。屋外でマスク着用が安心です。
よくある疑問Q&A
- Q. 晴雨兼用は土砂降りでも使える?
- A. 基本は日傘ベース。長時間の強雨は「雨晴兼用」や通常の雨傘が安心です。用途確認が傘の選び方の第一歩。
- Q. 強風で裏返るのが心配…
- A. グラスファイバー骨・耐風フレーム・多骨(8〜10本)表記を選ぶのがコツ。結果として破損しにくくなります。
- Q. 何色が濡れにくい?
- A. 色自体で濡れにくさは変わりませんが、黒や濃色は日差しを抑えやすく、完全遮光と相性が良い傾向です。
まとめ|傘の選び方で雨の日が変わる
結局のところ、傘の選び方は「用途を決める → サイズ・重さを合わせる → 撥水を維持する」の順が近道。これだけで濡れにくさも持ち歩きやすさも向上します。お気に入りの一本が見つかれば、雨の日も少し楽しみになりますよ。